2025年7月クランクイン
2025年8月クランクアップ
2026年3月完成

町のクリーニング屋はなぜ潰れないのか

梅梅監督作品 (日常クライムコメディー)

"せんたく"しただけ強くなる。

町の小さなクリーニング店で働く主人公・どめちゃんは「真面目」と言われつつも実際は自分探しに苦戦中。先輩の北野さんはデリカシーは無いが映画監督を目指すという野望があって、少し眩しいし、ベトナム人のチャンさんは少し取っつきにくい。そんなある日、常連客の服から“白い粉”を発見。店長に「洗濯機が普及している現代にクリーニング屋が潰れないのはなぜだと思う?」とクリーニング屋の裏の顔をほのめかされて…

知多半島映画祭入選/ cinema jam映画祭入選/ 森の映画祭2026上映予定

製作のきっかけ・着想

テーマは洗濯と選択。
選択は自分の将来を選べないという主人公の葛藤を。
洗濯は今はなんだか潔癖な風潮があると思っています。でも「たまに汚れて、反省して少しキレイになって」を繰り返す生き方はどうだろう、という思いを込めました。
コメディーなのは笑いの力を信じているからです。自分にとって最大の決断も、案外人からはどうでもいいかもしれない。このどうしようもなさを笑いに換えられたら少し救われるかもしれない。

その他、意気込みやメッセージ

梅梅は映画サークルで出会った創作グループです。2年次に短編映画を制作した後はZINEの制作をしてきましたが、最後に卒業制作として今作を作りました。しかしクリーニング屋を舞台にしようと意気込んだものの、学生が実際の店舗を抑えることは叶わず。そこでまさかの知り合いの「蕎麦屋」をクリーニング屋として作り込むということに。蕎麦屋に大量の洋服たちを持ち込んだ夏が忘れられません。
映画には人を繋ぐ力が間違いなくあります。強みがバラバラな4人のメンバーを繋ぎ止めてくれたのは、紛れもなく映画です。映画作りは個性が異なるほど大きな魅力を放ちます。学生の間に素敵な仲間に出会わせてくれた映画には感謝しかありません。

影響を受けた監督・作品・アーティストなど

空気人形/ 枝優花/ ムードインディゴ うたかたの日々/ 李相日

映画作りでこだわっていること

とにかく現場が楽しいこと。これに尽きます。そして楽しむには時間が必要です。時間に余裕を持つことを意識しました。夏休みの間に撮影は10:30〜17:00までに抑える。学生とはいえ、夏場の暑さに無理をしないようにすることで「辛い」よりも、「楽しい」という思い出に出来るように努めました。
そして"大変"は"学生ならではの経験"だと捉えていました。そもそも実際のクリーニング店を借りることが叶わず、まさかの蕎麦屋を美術で作り込むことに。それでも、「蕎麦屋をクリーニング店にするなんて人生1度きりでしょ!」と仲間で笑いあって乗り越えました。
無理をしない。無理だと思ったら、笑って無理〜!と共有すること。コメディを作っているのに、作る側がまず楽しめていないとという心づもりで作っていました。

現在注目している監督・アーティスト

Cadooo

監督プロフィール

小林真佑里(こばやし まゆり)
兵庫県出身。早稲田大学文化構想学部卒。在学時に出会った4人組で創作グループ『梅梅』を結成。ZINEやMV美術、映像制作を行う。短編『色泥棒(2023)』に続いて本作は短編映画2作品目。また今作はcinema jam vol.2、知多半島映画祭にて入選

フィルモグラフィー

共同監督: 短編『色泥棒(2023)』
美術協力: MV『Fly Day(Vatelier.)』

吉留懐(よしどめ なつ)
:2004年生まれ。栃木県出身。早稲田大学在籍。映像製作集団浪人街にて、役者を務める。出演作『秘密について』が第36回早稲田映画まつりにてグランプリを受賞。

北野陽太(きたの ようた)
:2002年5月13日生まれ大学1年生から映像制作を始める。CM やPVばどの制作も行う。初の長編作品『女』が、カナザワ映画祭2024期待の新人監督2024に入選&早稲田映画まつり観客賞。映画配給レーベルCinemago配給のもと、2025年5月に劇場公開された。最新作の短編『逆流』は2025年は仙台短編映画祭、栃木国際映画祭、アジア国際学生映画祭(AUFF)に入選。また、カラリストとしても多くの作品に参加。

日廻ひなた(ひまわり ひなた)
:21歳。山形県出身。
早稲田大学の演劇サークルに所属。小学生の頃から演劇を続け、現在は舞台を中心に活動。学生演劇をはじめ、さまざまな団体の作品に出演している。