製作年:2025年

In the Long Run

佃知穏監督作品 (ホラー)

それでも、私は走り続ける。

おいで。その声に魅入られたように、暗い闇の中に落ちていく。
孤独な日々を送る少女、三笠編は、いつもどおりの日常にどこか違和感を感じている。そして「友人」を名乗る少年、石枝真央との関わりを契機に、今いる場所が現実ではないと知る。 奇怪な夢と終わりのない日々の記憶。長い旅路の果てに、彼女は何を見るのだろうか。

製作のきっかけ・着想

着想当時は高校生だった監督が、学校で撮れるホラーとしてシャトルランに行きついたことがきっかけだった。学生にとってシャトルランとは、淡々とした機械音のもと、出口の見えない恐怖を伴う苦しいイベントだと思っている。それをいつまでも続く人生のモチーフとして描くことは、学校が舞台の映画として、新しい挑戦になるのではないかと考えた。

その他、意気込みやメッセージ

毎日を生きづらいと感じたことは誰にでもあると思う。勉強や仕事、人間関係などで、今日を生きるのに精一杯であるような気持ちだ。そんな時は、ギリギリ追い付ける速さの時のシャトルランのように、頑張ってその日を乗り越えて、乗り越えても間髪いれず明日が来る苦しさや、もう辞めて楽になりたくなる気持ちを、感じたことがあるのではないか。
それでも、実際に折れる人は少ない。周囲の目や意思や意地が邪魔をして、結局、明日も同じような毎日を生きるしかない人が大半だと思う。それでも、一見何気ない日々を生き延びていることは偉大なことだと私は思うし、それが見た人に少しでも伝われば嬉しい。

影響を受けた監督・作品・アーティストなど

秒針を噛む、ヨルシカ、コララインとボタンの魔女

映画作りでこだわっていること

娯楽的な面白さとテーマ性の両立

現在注目している監督・アーティスト

今敏、夏目真悟

監督プロフィール

2006年生まれ、岡山県出身
早稲田大学映画研究会・東京大学映画制作スピカ1895所属

フィルモグラフィー

『アンカラーズ』(監督)「ツバメ」 オリジナルミュージックビデオ 出品
『マザコン』(監督・脚本)第71回NHK杯全国高校放送コンテスト 出品
『その鳥に追い風はいらない』(監督・脚本)eigaworldcup 2024入選